6. キャラクターを動かしてみよう
キャラクターをを動かしてみよう
ブロックの種類
スクリプトに使えるブロックには、「動き」「見た目」「音」「ペン」「データ」「イベント」「制御」「調べる」「演算」「その他」の計10種類のカテゴリがあります。
それぞれのブロックは、上図のメニューにある名前をクリックすると、メニューの下に表示されます。各カテゴリは次の通りです。
動き
「10歩動かす」「15度回す」など、スプライトを動かす命令が用意されています。
見た目
「表示する」「隠す」「次のコスチュームにする」など、スプライトの見た目を変更する命令が用意されています。
音
「meow(ニャーン)の音を鳴らす」「音量を-10ずつ変える」など、音に関する命令が用意されています。
ペン
「ペンを下ろす」「ペンの色を青にする」「ペンの太さを変える」「ペンを上げる」など、描画に関する命令が用意されています。
データ
変数やリストを作成し、「○○(変数名)を0にする」「○○(変数名)を表示する」など、変数やリストを制御する命令が用意されています。
イベント
「フラグがクリックされたとき」「スペースキーがクリックされたとき」など、イベントの開始条件を指定する命令が用意されています。
制御
「10回繰り返す」や「もし○○ならA、でなければB」など、ifやfor、loop、waitなどの制御を行う命令が用意されています。
調べる
ここはこれまでの命令タイプのブロックとは少し違い、制御文の「○○」に当てはまるような、「条件」にあたるブロックが用意されています。
演算
ここも「調べる」と同様に、「条件」に使用されるブロックが用意されています。「A+B」「A-B」などの算術演算だけでなく、「AかつB」や「AまたはB」などの論理演算もこちらです。
その他
新しくオリジナルのブロックを作成したり、拡張機能を追加したりすることができます
ブロックを配置
それでは実際にブロックを配置して、ネコを動かしてみましょう。
(1)対象のスプライトを選択する
スプライトリストを確認し、動きを設定したいスプライトが選択中であることを確認します。
(2)イベントの開始条件をセットする
開始条件がなければ、どれだけ長いスクリプトを組んでも動かせません。そのため、まず「イベント」カテゴリをクリックし、開始条件を設定します。
今回は、「緑のフラグをクリックしたら」を設定します。この緑のフラグとは、画面中央上部にあるアイコンです。
(3)ネコを動かす命令をセットする
「動き」カテゴリの中から「10歩動かす」をつかんで、スクリプトエリアにドロップします。このとき、(2)で設定したイベントの開始条件ブロックと、つながるように配置します。なお「10歩動かす」のうち、背景が白くなっている数字の部分は任意の値に変更することが可能ですので、今回は「100」に変更しました。
とても簡単ですが、これだけでスクリプトの完成です。
実行(テスト)
前項の(2)で設定したイベント開始条件を満たすことで、いつでもスクリプトが実行されます。今回は緑のフラグをクリックすると、ネコが進行方向に向かって100歩ぶん進みます。
ネコの大きさからこれで100歩?と思われるかもしれませんが、1歩は座標の1メモリにあたるため、かなり小さな1歩となっています。